経営理念

(1)基本理念

"社会に貢献し、社会の発展に寄与してこそ本当の事業である"

当社は昭和25年設立以来、一貫して切削工具や耐摩工具を扱い、日本のものづくり産業の生きざまを見てまいりました。
そして生産性の向上を掲げ、日本のものづくり産業に貢献してまいりました。
考えてみれば人類の有史以来4千年、大きなくくりでは"生産性向上"の歴史ではなかったかと思います。
石器から銅器、鉄器への変遷、イギリスに始まる産業革命、近年のコンピューターや航空機など莫大な時間、労力の短縮であります、いわゆる生産性の向上であります。今後もこの歴史の延長線上で、当社はあくまでも切削工具、耐摩工具を武器に、当社の基本理念である「超硬工具を主力販売商品とした事業展開により、顧客の生産性に寄与することで社会に貢献すること」を元に、日本の中枢産業であるものづくり産業の核となって生産性の改善につながる提案型の営業でまい進してまいります。

(2)基本方針

「生産性向上に貢献する高度専門商社」

顧客の生産性向上に貢献することを専門として特化し、またそれを可能とする為の提案営業(顧客の潜在する問題点を見つけ出し、自社で提供する商品と使い方の提案にて解決策を提示する営業方法)のスキルを高度に身につけた商社であることを目指します。

「オンリーワンビジネスモデルの確立」

超硬工具業界には同業他社は何社もありますが、当社は他社のやらないこと、他社の真似はしないことを意識して戦略を策定しております。
これにより、独自の特長を兼ね備えたビジネスモデルを確立しており、真にオンリーワンの経営に繋がっていると考えております。

「グローバル・ニッチ・トップ企業」

超硬工具とは、超硬合金を用いた切削工具、耐摩工具、鉱山土木工具などの総称で、機械工具の中の特定の一分野です。しかし、超硬工具はそれがなければ自動車や航空機をはじめ世の中の様々な製品が作れなくなるような非常に重要な工具でもあり、その市場は世界各国に存在します。このグローバルでニッチな市場において、他社に負けない自信とプライドを持ち、当社グループで取扱う商品においては、常にトップ代理店であり続けるべく注力します。

(3)事業展開方針

当社グループは、切削工具を主たる販売商品として対面販売による営業活動を行い、国内外の製造業者の生産性の向上に寄与することで事業を拡大してまいりました。今後、先行きに不透明感のある景況においても収益を確保していくため、以下の方針で事業を展開しております。

「海外市場への展開」

国内製造業者においては、日本経済の停滞や海外新興国の成長を受け、生産拠点の海外移転が進んでおります。当社グループとしては、中国及びアジア諸国などの新興成長市場を狙って海外展開を進める日系製造業の需要に対応するため、中国及びアジア諸国などへの海外展開を積極的に進めております。

「耐摩工具事業、光製品事業の育成」

当社の事業範囲は切削工具販売のみに限らず、新規の事業にも広げております。
但し、顧客の生産性向上に貢献する高度専門商社としての経営基本理念に基づいた形で、非切削分野である耐摩工具、光製品、環境関連分野等へ事業の幅を広げております。